#12日本人としての生き方ー道
こんにちは、日本語教師のさとみ先生です。 「日本のこと、ゆっくりトーク -Slow Japanese Talks 」 というポッドキャストを配信しています。 日本の文化、生活、考え方について、日本語でゆっくりお話ししているので、ぜひ聞いてくださいね。 このブログでは、ポッドキャストの日本語スクリプトと英語訳と、単語の意味を公開しています。 日本語を聞く練習をしながら、日本の事も楽しく学びましょう。 今日は2025年令和7年10月26日です。 朝から冷たい雨が降っています。 今は晴れると、秋晴れと言って、澄んだ美しい青空を見ることができます。 残念ながら最近はいいお天気にはなりません。 晴れたら美しい紅葉を見に行きたいと思っています。 今日のテーマは「日本人としての生き方-道(みち)」です。 ① 日本語(ふりがな付き) 「日本人(にほんじん)としての生(い)き方(かた)ー道(みち)」 道(みち)と言(い)ったら、みなさんはどんなものを思(おも)い浮(う)かべますか? 多(おお)くの人(ひと)は、「人(ひと)が歩(ある)く道路(どうろ)」や「通(とお)り道(みち)」を思(おも)い浮(う)かべるかもしれません。 でも日本語(にほんご)の「道(みち)」には、もうひとつ深(ふか)い意味(いみ)があります。 たと(え)ば、剣道(けんどう)、書道(しょどう)、華道(かどう)―― これらの“道(どう)(みち)”には、単(たん)なる技術(ぎじゅつ)やスポーツ以上(いじょう)の意味(いみ)があるんです。 この「道(みち)」という言葉(ことば)には、 「終(お)わりのない修行(しゅぎょう)」「永遠(えいえん)の学(まな)び」というイメージがあります。 あることを、ずっと続(つづ)けていく。 それも、ただ繰(く)り返(かえ)すのではなく、 よりよく、さらに深(ふか)く、上達(じょうたつ)し続(つづ)けようとする姿勢(しせい)。 それが、「道(みち)」の本質(ほんしつ)です。 たとえば、剣道(けんどう)では、剣(けん)の技(わざ)を磨(みが)くだけ...